Patoune

 今日の『きーてみよう!一日一枚』は、パトゥーヌちゃんです。その昔、あの小柳帝氏にしてフレンチ子供歌謡における真性ロリータの最高峰と言わしめた、かわいコちゃん7inch。毎分45回転でくるくる放射される快楽と(だいじょぶか?オレ。という)スリル。
 僕の場合キッズもんは、かわいくなくてもいいんです。『単に子供が唄う記録』という事実だけに特別なものを感じます。唄に限らず子供が何かをするってコトからは、つねに神秘的で神聖なフィーリングを受けます。それは『大人が知識と音楽の技術を集結させて作った純粋無垢と賞賛されるレコード』と『単に子供が唄ってるレコード』をニ枚並べて眺めてみると(あるいは聴いてみたりすると)、おのずと見えてくる(聴こえてくる)やるせなさ、つーてもいいでしょうか?

 おのがPop感性拡張のためには、避けては通れない(と勝手に思っている)子供歌謡のアレコレなのですが、この先、人からの「変態扱い」をどこまで受け入れてレコードを選ぶべきなのか(笑)、どう社会と折り合いをつけていくのか、「社会との折り合い」なんつーことは毛頭考えてないのか・・・30を目前にしてチラリと頭をよぎる秋の夜長(笑)。