羽丘じん "誕生日" '76

 アレンジ&キーボードの深町純のせいだと思うけど、ナイスな邦人SSWの7inch。バックは他に高水健司、ポンタ、水谷公生なんつー豪華な面々。
 A面が、ファズギターとクラビネットのざらついた音色が、ねちっこくグルーブする、かなりかっちょいいファンキー&アーシーな歌謡ポップンロック。メロも「どキャッチー」で、思わず口ずさみたくなる。
 B面がまた、70sの佐藤博の初期作にでも入ってそうな、浮遊感あふれる、激メローめろめろなフローターグルーブ。ざっくりとしたガットギターに、漂いにじむエレピにオルガン。羽丘さんのやるせない歌声もグーよ。
 ちなみに裏ジャケの氏は、クリス・ヒンゼみたいなイカれたサングラスで、キメております〜(笑)。