Jona Lewie "on the other hand theres a fist" '78
また、よく分かんないけど(な、無責任な)、引っぱり出してきて聴いております。パブロックの人でしたっけ? 音は激モダンポップ〜NWしてるんで、レコードの音が発散する匂いや空気感、テクスチュアのようなモノを重視する向きには「?」かも知れませんが、ここで聴けるメロディ&ジョナ氏の唄があまりにもキャッチー&素敵なんで、ジャンルとかスタイルの垣根を飛び越えて、多くのオープンマインドなポップファン(笑)に聴いてもらいたい大好きな盤ですヨ。
逆にプラスティックで真空な音の感触が、このジョナさんの人情味溢れすぎなメロディセンスと唄いっぷりを際立たせてるようにも感じます!(笑)
とにかく、このジョナ氏ってほんとイイ味出してますよね、とぼけてるちゅーか、ひねくれてるちゅーか、本気なのか冗談なのか分かんないんだけど、いつ聴いてみても、どう聴いてみても「どポップ」なんで、「憎いね!この!」という感じです(?) メロディを聴いてるうちに・・・なんだか氏の「人情」を聴いてるような気さえしてきます(笑)
これでもか!とギミカル&トリッキーなアレンジなんかも、ほんと凝ってるし、かなり器用で高いIQを匂わせてるクセに・・・異常に「バカ」みたいな感触があって、取っつきやすくて、しかもかなりぶち切れてて、ホント素晴らしいですね! 聴いててちょー楽しい上、「天才なのかバカなのか」そんなスリルも同時に味合わせてくれる(笑)・・・そんな愛すべき盤です。僕的には傑作! B-1は、きっとどんな人でもグッときちゃう、ナイスなポップソングですよ。