Egberto Gismonti / same '84

 みなさんジスモンチ好きですか? こんな無節操な日記を読まれてる方は、なんかジスモンチとか結構お好きな気もするのですが、まったくの気のせいかも(笑)。アラブ系ブラジル人のすげー音楽家ですよね。ほとんど無制限な技術で弾きこなす鍵盤&弦楽器、そして高度な音楽理論(らしいデス)といい、ほとんど無敵の音楽家(笑)。僕が一番好きなのは、69年の1stだったりしますが、今日は84年のこの盤を。カテゴリーも[nw]になってますが(笑)・・・これ、NWとかテクノファンとかにもウケそうな内容ですよね。つーか[brasil]っちゅーカテゴリー用意してないもんで・・・(笑)。
 楽器がバカみたいにうまいのに、随所に打ち込みが多用されるこのLP。特に冒頭の暴走エレクトリックサンバには死にます! TR-808なんかのリズムボックス使いなんですが、これが異常に有機的、つーか躍動しまくり!! アホか!ってほど享楽的にそこいらじゅう爆走いたします。そしてうなりをあげるボコーダ! これぞ「未来世紀ブラジル」だよ!(関係ねーよ!) まったくもって痛快の一言。ここ何年も聴いてるが、飽きないッス(笑)。マツケンサンバ聴いてる場合じゃないッスよ!(聴いてないよ) やっぱ天才音楽家による打ち込みはひと味違いますナ〜。
 同系統がBラス曲。これも本当にかっこいい! ほとんど「デトロイトテクノか!」っつーよーなロマンティシズム溢れる、ピュアでスピリチュアルで創造的な至高のエレクトロニック・サウンド
 スピリチュアルとか言われると、正直僕なんか「で、それが何?」とか構えちゃう方なんですけれども(笑)、これは大好きだな。他もピアノやらサックスやらシタールなんかが宇宙を舞い踊るような、本当ロマンチックな作品なんですヨ。このレビューでピ〜ンとこられた方は、是非チェックしてみてつかーさい。