日記と駄洒落

 あいかわらずの流感野郎。
 田んぼに出て近々のアレをアレしたりして(なにしろ田んぼもアレなので)、それから早退して、薬飲んで寝て起きて、また先ほどから、いすの上にぐにゃーーとしたまま具合悪い。

●某プロの方が「駄洒落」と「御洒落」それぞれを対極に置いた「洒落」軸なるものを考察。二十一段階にわたる「洒落」の諸相を披露されていた。素敵。思えばデビュー作『部屋とTシャツと駄洒落』から一貫した頑なまでの氏の姿勢に感服した。むしろ「駄洒落」と「御洒落」がつながる洒落円還をイメージすると、円の反対側に「無洒落」が来て、しっくり来るような気がする。「無洒落」から「小洒落」経由で「御洒落」を目指さない、「駄洒落」経由の「御洒落」。などとマジレスしてしまうあたりがワタスのような素人の限界でもあり、普段から駄洒落を空気のように呼吸(吸って、吐く)する達人たちには全然かなわないや、と思うのである。そんなのは全然普通で、別に日記に書くようなアレでもないからだ。駄洒落を自然に、違和感なく呼吸してみて、それが普通というか日常的になって初めて、見えてくる地平のようなものがあると思う。駄洒落フロンティア。などと書いてみたところで、それは単なるオヤジ化の入り口じゃねーか、というのが概ねのアレなんだろうけど。とにかく駄洒落みたいなコトを書いてる日記を読んでいると、無性に応援したい気持ちになってくるから不思議なんだ。

●ワタスが利用している「はてなダイアリー」というこの人気サービスなんだけど、最近、その人気にあやかって様々な亜流が地下で暗躍しているとかいうウワサを耳にする。
 よく聞くのが『下手なダイアリー』とかいうやつで、日記のプロがわざと下手なダイアリーを書いて、それを見た素人が「なんだこれならオレでも書けるじゃん」とかいって、参加しやすくなっている仕組みらしい。見た目は『はてなダイアリー』そっくりなんだけど、よく見るとロゴが"Hetana Diary"らしいので、くれぐれも注意して下さい。
 それから『放てダイアリー』という一派は、あることないこと言い放って、放ったらかしにする『放てダイアラー』が跳梁跋扈するサービスで、どんな人達が何を目的に活動しているかは不明。なんでも、その日一番言い放ってるダイアラーになんかの栄誉があるらしい。その『放てダイアラー』の中でも、特に急進的な一派が分裂して出来たといわれているのが『手鼻ダイアリー』とかいうやつで、なんでも、手鼻をかむような手際でダイアリーを書くらしい。ワタスも、まだ出くわしたコトがないから、具体的にどんなダイアリーなのかは不明。一回読んでみたい。
 その他にも、関西方面で活発な『わてはダイアリー』。華美なテンプレが売りの『派手なダイアリー』。仏教系ダイアラーに人気の『臺(うてな)ダイアリー』。そして様々な亜流はてなからも放逐された流浪ダイアラーの吹きだまりにして、猛者たちが日夜、命を賭してしのぎを削ると言われる『果灘に在り』とか・・・。いろいろなはてなダイアリーの亜流があるらしいから、みなさんも気をつけてくださいましよ。

 というわけで、熱があるので寝ますよ。