快晴。スカっとめっきり寒い一日。
 夜。自宅に業者来たる。二日間家に入らなかったデカいやつを、なんとか家に押し込む。
 夜中。体がばらばらになりそうな気分。
 
 それから、毎度、イスの上でぐにゃっとする。
 くるくるを少々、所定の位置に、置いたりどかしたりする。気が済んだので、終了。

 便所でイヤダ日記を読む。
 「メインストリートのやきとり者」
 「なんかゴミ箱いっペーあんナー!」
 「『文句があったらきなっさ〜い』とゆう歌を口づさんだ」
 という件などで噴き出す。
 夜更けに、便所で笑ってる中年は、やっぱアレだなーと思いつつ、
 ぐにゃつきながら、風呂を浴びる。
 出て来て、いれかけだったコーヒーを入れて飲む。
 なんだか、順序があべこべ。気ままにもほどがある。

 真夜中にむかって、ぐにゃぐにゃがますます進行。
 真夜中にむかって、疾走し拡散し続けるだけのおっさんエントロピーー。
 ワケが分らなくなったトコで、どうせあとは、寝るだけだから。
 どうしたら、このモノ悲しさや、とりとめのない気分を、
 そのまま日記に定着出来るんだろう。

 「メインストリートのやきとり者」と書かせるのは、
 どんな気分なのか。どういう文章力なんだろうか。
 何かが伝わって来るんだけど、それが何なのか、ワタスには手にあまる。
 ただ、「メインストリートのやきとり者」という言葉だけが、頭に張り付いたまま。
 ワケの分らないまま、今日の終わりがやってきて、
 そのまま、お前は、寝ろ。ってコトだ。