■
快晴。スカっとめっきり寒い一日。
夜。自宅に業者来たる。二日間家に入らなかったデカいやつを、なんとか家に押し込む。
夜中。体がばらばらになりそうな気分。
それから、毎度、イスの上でぐにゃっとする。
くるくるを少々、所定の位置に、置いたりどかしたりする。気が済んだので、終了。
便所でイヤダ日記を読む。
「メインストリートのやきとり者」
「なんかゴミ箱いっペーあんナー!」
「『文句があったらきなっさ〜い』とゆう歌を口づさんだ」
という件などで噴き出す。
夜更けに、便所で笑ってる中年は、やっぱアレだなーと思いつつ、
ぐにゃつきながら、風呂を浴びる。
出て来て、いれかけだったコーヒーを入れて飲む。
なんだか、順序があべこべ。気ままにもほどがある。
真夜中にむかって、ぐにゃぐにゃがますます進行。
真夜中にむかって、疾走し拡散し続けるだけのおっさんエントロピーー。
ワケが分らなくなったトコで、どうせあとは、寝るだけだから。
どうしたら、このモノ悲しさや、とりとめのない気分を、
そのまま日記に定着出来るんだろう。
「メインストリートのやきとり者」と書かせるのは、
どんな気分なのか。どういう文章力なんだろうか。
何かが伝わって来るんだけど、それが何なのか、ワタスには手にあまる。
ただ、「メインストリートのやきとり者」という言葉だけが、頭に張り付いたまま。
ワケの分らないまま、今日の終わりがやってきて、
そのまま、お前は、寝ろ。ってコトだ。