杉本エマ "エマは愛" early'70s

 クニ河内の作、編曲が冴えわたる、珠玉のソフィスケイテッド・エロ歌謡集。「女の太さ」のようなモノが耳もとで炸裂する『好き』。シルキー&センシティブなソフロ風味+エロ歌謡な『朝』、『過ぎ行く人』。こ洒落&アーバンなソウル感すら漂わす『愛の余情』。変態で前のめりな痛快歌謡ファンク『欲しけりゃあげてもいいわ』。そして極めつけは、かすれぎみなテナーに静かに導かれる真夜中の究極のエロチックジャズ、『淋しいから』(cry me a riverのカバー)・・・静謐で濃密でズブズブと沈み込むような、クセになる一曲。「ドープ」ってこういうコト??