太田裕美 "I do, You do" '83

　テクノ歌謡ファンにはおなじみのレコ。そういう話は大分昔から聞いてたんですが、「太田裕美でNW？ う〜〜ん」てな感じでず〜っとパスしてました。・・・そんで、最近知り合ったお方の「いいすね」話＆中古屋セールで安く見かけたんで、買ってみたら・・・「これ、いいすね〜」（笑）。徹夜明けのお昼時、麻痺した脳みそにヤケに心地よく響いてきマス（笑）。
　安斉ハジメのアートワーク、スタイリストがチカ（ぷらすちっくす）なんていう布陣のジャケも83年とは思えない先走り感を醸し出しておるが、中身の方がまた、スゲ〜ことになってたでガスよ。まさに「痛快」という感じの仕上がりです。
　イミュレータやらがバキバキに使われた、NW脱臼歌謡の傑作ですな〜。曲もなんかやたら良いし（繰り返し聴きたくなるよネ）、太田さんの唄がまた良いね〜。なんか演奏のNW風とかいうのを、思わず忘れさせる唄のウマさだヨ。・・・う〜〜ん、すげー歌謡曲。つーかこれ、「歌謡曲」で良いのか？？（笑）。太田さんて変な人じゃないよネ（笑）、周りの人がやらせてる・・・ってコトで良いのですよね。こういう演奏でも、いつも通りのびのび唄ってる太田さんが凄いですワ、まったくもって・・・。プロってこういうコトなんですかネ？
　ラテン風脱臼歌謡「満月の夜君んちへいったよ」、オーソドックスに素敵なテクノポップ「葉桜のハイウェイ」、素晴らしい！痛快ダブ歌謡「ここにいるよ」「パスしな！」「ロンリーピーポーII,III」・・・などなど。・・・でもコレ、他も全部良いですワ（笑）。
　当時これを聴いた太田裕美ファンはどう感じたのかな？　逆にNWファンにはどう聴こえたのでしょう？　ダメ？　この着地点の無さが今聴いてみて心地よいですネ〜。やっぱ歌謡曲って、スゴイですネ。落とし穴でいっぱいデス。

＞ガ●ひこさん
もし読んでましたら・・・こちらで"Tamatebako"買えるみたいですヨ。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/hiromiohta/discography/album2.html