矢野有美



 そして、
 音楽のコトはよく分らないが、相変わらずポップスを聴いている。
 音楽が分る人、音楽のコトを分っていると思っている人は幸いである。と思う。
 信じる有意義なアレをどんどん突き進んでいけば、コト足りるだろう。


 「なにか、分ったと思ってはいけない」
 と、思いながら、ぼけーーーっとポップスを聴いている。
 「有意義か、無意味か、おまえ(自分)の決めるコトではない」
 と、思いながら、ぼけーーーっとポップスを聴いている。(画像)




 Gさんのコトを考える。
 僕が『無意味は素晴らしい』と言う。
 Gさんが『無意味は素晴らしい』と言う。
 だけど、内容というか、質というか、重さがまるで違う。


 僕は一般人で、食うために働いて、余剰時間を『無意味あれこれ』に当てている。
 Gさんは、アーティストで、身を削って『無意味あれこれ』を考え、実践されている。
 身を削って『無意味』を考え、行為するとは・・・。
 それはきっと、やってみなくちゃ分らない。


 どういうふうになるのか。
 何を思い、考えるのか。
 それでもなお、『無意味は素晴らしい』と言えるのか?