milky way "summer-time love song" '79



 ぼくわ松下のマコっさんが好きなわけです。j-aor好きといっても、そんなに何回もくり返し聴いてるようなのはあんまないんだけど、マコっさんの1stソロ"first light"は大好き。聴くたびに、ああ、いいなーと思う。そう思うやつってあんまない。
 曲や演奏はすてーりー段みたいな感じ。でもぼくわすてーりー段はそんな好きじゃない。あ、人並みには好きなんだけどw。・・・ぼくがマコっさんが好きな理由とはちょっと違う気がする。マコっさんのモゴモゴした唄や、神経質で繊細な感覚がとても好き。夜の都会の片隅に、静かに優しく満ちてゆくおんがくって感じがするのです。
 とかいは、その喧噪や雑音や強烈なせいさんりょくに呼応するかのように、うっせーおんがくやどうでもイイ音楽ばかりな気もするけど。市井に暮すにんげんの悲哀や細やかなかんじょうのきび、乾いた暮しを潤してくれるアレへの渇望とか、そういうのをポップスにちゃんと込められる音楽家はすごいなぁと思う。それを(叫んだりしないで)抑制されたやり方でひょーげんしちゃうのが、してーぽっぷすだと思うづら。オラわ。
 ただ都会ぶってるだけの音楽は、都会に憧れる田舎音楽とか、ニイニイやってる大味な田舎音楽くらい、興味がないんだけど。

 みるき〜うえいはマコっさんがAB'sに参加する前に参加してたデュオ。すごく趣味のイイ、洒落たアルバム。ふぁーすとらいとが都会ポップスなら、こっちはリゾート仕様。ほどよく柔らかく、したたるようなメローさに彩られた一枚。でも、ふぁーすとらいとほど、鮮やかで印象的ではないと思う。カバー曲メインのせいかなぁ。