冬のその他

 土曜日。
 夕方から、ちゃりで淋しいところへ出かける。
 寒さがゆるくて悪くない。
 世の中、年の瀬だなんだいいやがって、なんやかんや忙しそうにしやがってよ。
 そわそわ浮つきやがって。
 そんな世の中、関係ねえ。
 夜。雨。
 かなわねえ。

 http://d.hatena.ne.jp/skating_pears/20071229

 
 にぎやかなところにいると、なにがなんだか分らなくなる。
 さみしいところを独りきり彷徨っている時にだけ、
 私に私のコトが見えるみたいだ。

 雨がふり。風が吹き。冷えて凍えているのは私の体。
 木立の黒いかげ。風に揺らぐ卒塔婆。雨だれが伝うトタン塀。
 まっ暗闇に外灯が滲み。濡れた路地が音を失う。
 私の心臓の音が、私にも聴こえる。
 私の目が見えて、私の耳が聴こえて、
 私の心が、何かを感じ得ることが
 そこにいると、確認できる。

 そうやって今夜も、オカマ野郎の夢をつむぐ! ↓

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 コーヒーでお茶を濁す(DLkey="00")