あめときどきくもり。
 だいぶねぼう。
 カーテンの向こう。ソト暗いなーと思いつつ、ぼそぼそと支度。
 細☆ロ先生日記影響か、
 だって、ワタスだけのフィガロを見つけたいやん☆
 などと、今日は起きたときから、そんな乙女心が充満していた。
 チャリで出るも、予想以上の悪天候。小雨、突風。
 家でほわんほわんしてりゃーよかったね、と
 すぐに乙女心がくじけそうになる。
 でも、フィガロに出会いたいやん。




 はらぺこで、つけめんやにスポっと吸い込まれた。
 カウンター10席に、8人のロック野郎(ばんどまん)が占めていた。
 ぱふゆーむの話をしているのだった。
 ワタスは、人がぱふゆーむの話をしているのを聞いてるのが、わりと好きだ。
(ブレークするまえから、おれわ好きだったぜ!とか、そおゆうのとか)
 ロック野郎たちのぱふゆーむ話だ。おもしろそうじゃんすか。
 ほとんど支持派。ひとりだけ比定派。
 いまどきアレな頑固でへんくつな若年寄りだ。
 そいつを心の中で応援していたが、旗色は極端に悪かった。
 ロック野郎的ぱふゆーむ肯定論に追い詰められて、最後は「顔がダメ」とかいってた。
 鼻からつけめん出そうになった。
 「・・・そ、そっか、それじゃしょーがねえな」。肯定派もなんとなーく納得した模様。
 鼻からつけめん出そうになった。
 それから、ぱふゆーむの中でどいつが好きかみたいな話になっていた。
 「ひだり」「まんなか!」「ひだりでしょ」「みぎ!」「みぎはねーだろ」
 「まんなかさいこー!」「おれもひだり」「みぎ!」「みぎはそこらへんにいんだろ」
 「みんなそこらへんにいんだろ」「そこらへんにいてもいいだろ」「ひだり!」
 とか、そんな感じだった。
 右とか左とかいわれても、よく分らんのだが、
 暗号とかなんかの符牒みたいで面白かった。

 慇懃兄貴&若旦那のおみせを覗く。
 あいかわらずツルっとした好男児たちだぜ。いくつか買う。
 夜。帰投。
 選挙の件。了解いたすますた。>ぷゅう会長
 
 アレの特集。z兄さん、夜だから先生の文章があった。
 逃げ出したくなるような、誠実で、澄みきった調子の、音楽の文章だった。  
 正座して読みたいような、今すぐ逃げ出したいような・・・
 腰がひけたまま、拝読。
 そのまま退却。一目散に
 「くわいえっとびれっぢを寒村で聴く」先生のところまで逃げ込んだ。