雨のスンダガヤ




 はれ。
 けっこう暑いと思った。
 田んぼで何度かもうれつな眠気。寝不足だ。
 ひる。例の汽車がまわる公園。宇宙に座っているような気分。
 よる。パンを食ってから、疲れて何もせずにいた。
 きのう自分で作ったやつ聴きなおしたり。
 ナハハ、なんだコレ意味わかん(ry
 
 イヤっさん、見にいくと更新があったので、しずかによむ。
 それから、うたかくんのやつを読む。
 かなしみの行方を、よむ。
 目で、その、他人のかなしみの、小さな流れをなぞっていくうち、
 それを辿って歩いている小さな人影がみえる。
 あ、ワタスだ、と気づく。
 まいまいとか、どういうものなのか、分らないけど、
 じっと正面から自分のかなしみを見つめることばを、辿ってみると、
 それが、他人だか、自分だか、なにがなんだか区別がつかなくなる。
 
 雨のスンダガヤ。
 家にいるとくさくさしてくるので、出かけてみたものの
 ひどい雨で、途方に暮れる。
 半地下の駐車場で、便所を借りにいった嫁が戻るのを待っていた。
 この先どうなるのか、まったく分らないし、
 ちかぢか全部ダメになるような、気配もある。
 そういう不安やヤケクソな気持ちを両手いっぱいに抱えたまま、
 とりあえず、少時共に過す。
 
 古さびた家屋に、ずっと雨がふり、
 ワタスのいる半地下の水たまりが、大きくなっていった。
 不安定な気分を忘れ、忘れられたような場所に、
 一緒に埋もれたくなる。