タカ松

 

 くもりあつい。
 嫁とチャリで南下。●●不動まで。
 湿気に細かく乱反射するひかり。
 空気が、寒天のようにくすんで見える。
 裏の谷戸地形を辿ったりしてると、住宅地の路地裏、
 崖下から水が湧いたり(しみ出したり)していて、それもなかなかと思う。
 ずっとチャリをこぎ過ぎ。足がイタイ。
 気分は落ち込み続けているのに、腕やら顔やら、
 最高に無駄に日焼けしてるのが、なにしろアホらしい。にくたらしい。
 よる。帰宅し、ぼさぼさ。
 よる。もう崖下のような気分。
 崖下にしみ出す、アレのような日記書き。

 ガムスコ先輩へ。
 むックステープはウチだと再生でけんのです。
 田んぼでスキあらばアレしたいと。
 ポップ云々は、ややこしいアレですよね。
 たまに考えてみたりしますが、ぜんぜんアレですわ。
 たとえば、
 ままならない暮しの不自由さ、かなしみとかを
 面白く書いて、通りすがりの人につるっと読ませてしまう、先輩の日記は
 ポップなやり方だなあと、いつも思います。
 ワタスにとってのポップは、「最低な自分」さがしの旅です。
 論理や知識から遠く離れた、不断に更新され再定義されつづけるアレ探しのアレです。 
 先輩の言う「生き様」でもいいけど、ワタスの場合
 そんなに大袈裟でもかっちょよくもないから、アレですけど。
(なにしろ今は、ものすごい崖下気分のクルクルパーですので、アレです。)
 なにか、初めから「ポップなものがある」のではなくて、
 自分の中のポップ(通俗)を発見し続け、定義し続けるコトが、
 アレなのだと思います。
(なにしろ今は、ものすごい崖下気分のクルクルパーですので、アレです。)
 
 ィャちゃん日記よみ。
 崖下クルクルパーの気分に、今宵もフィット感抜群。

 写真はイケブクロくんだりにて。
 つげ先生の、お面の女の子の写真が大好きなワタスなのです。