V.A. "the Best of British Jazz-Funk vol.2" '82

takaoxida2005-08-24

 (ニューウェ〜ブなレーベル)ベガーズバンケットから'82に出たブリティッシュジャズファンクの2枚組コンピです。全然リアルタイムではないですし、個人的にニューウェーブ通過後(ハマった後)の耳で聴いて「面白いな」と感じるようになりました。ブリティッシュジャズファンクっつても、シャカタクとかレベル42(ACRとかもそう?)、ちょいマイナーでラーバとかブリーズ、それから大好きなラーバンドくらいしか知らなかったし、そのブームに乗って活動してたであろー数々の無名のバンドたちの実体というのが全然つかめなくて、いつも曖昧な印象でした。しかしこのコンピは面白かったです、もろ「アシッドジャズ前夜」といった雰囲気がとても新鮮に聴こえました。いろいろ良い、面白いバンドがいたのですね〜。Direct Driveとか、シンセが下品にブリバリと鳴り響くエレクトロ(白人)ファンクで、おもわず「アルバムで聴いてみたい!」と思わせるおもしろさ。インコグニートはこの頃からかっこいい〜。それからCool Runnersってバンドの"the Name of Game"っての、唄とメロディと演奏が強力な一体感を持った、強烈な印象を与えるダンスチューンですな・・・デスコ世代には定番なのかも知れないですが、ちょっと感動的でした。「リズムの奴隷にゃ〜なりたくない」などと意味不明(なかば負け惜しみ)な戯れ言を独り呟きつつ、普段ダンクラとかは家で聴かない私ですが、この打ち込みのリズムと、ざっくりしたギターのカッティング、うねり狂うチョッパーが織り成す強靱なビート、そのビートそのものに、込み上げるエモーショナルな何かを感じちゃいましたよ。たまに興が乗ってきたりすると、Daytonの"the Sound of Music"なんかといっしょにヘッドフォンで爆音で聴きつつ、独り部屋で踊り狂ったりしてます(←しかし暗い奴だな) Cool Runnersって他の曲はどーなのでしょう? ご存じの方、御教授ください〜。