漫ろ歩くか？歩かないか？

　元来「ゆとり」のない性分なのか、ある時、「散歩するのが苦手な自分」というのを発見し、愕然とした経験のある僕なんですが・・・今日は会社の代休を利用して、JR西日暮里で下車、谷中〜上野と（どういう風の吹き回しか、レコには一切関わらないつもりで）歩き回って来た。
　しかし計画も、土地カンも全くないため、どこへ行ったら良いやら（笑）。なんとなくTVの散歩番組みたいなの（いい感じのやつ）を、甘〜くイメージしてたんだが、全くそうはならず、ただ不経済にうろうろするばかりの、ある意味、「純粋散歩」でした。色々計画を立てて歩くのは「純粋に漫ろ歩き」ではないのかな（笑）。そういう意味において、今日のは「散歩」としては成功なのかも知れんが、いまいち趣と充実感に欠ける。「試合に勝って勝負に負けた」とかそんな感じ。・・・そんなコト言ってる時点で、散歩には向かない体質なのだろう、自分は（笑）。
　特に谷中は、全く自分には縁もゆかりのない土地。今回の無計画な散歩のせいで「谷中＝墓」というひどいイメージが出来てしまった（笑）。墓地の中では、なぜかカメラを持った外人にやたらと遭遇、「Oh! ファンタスティック・セメタリ〜!」とか言ってたかどーかは知らんが、いつ果てるとも知れぬ広大な墓地で、すれ違うのは外人だけってのは不思議な感じ。

写真左●「谷中＝墓」の図。歩けども歩けども、こんな風景が不断に展開する。ある意味ナイス。　右●不忍池に映える、上野の薄暮。