takaoxida2005-11-21


 ほとんど安レコばっか買ってるんですが、レコ屋でたまに血迷って高級品に手を出すコトがある。 (高いから)買うつもりも無いのに試聴してみると・・・冷静に考えれば、そんな内容でもない気さえしてるのに・・・急になにかスイッチが入ってしまい、気持ちのタガがはずれ、金銭感覚がぐにゃりとなり「目の前のこのレコを、もうなんとしても買わなくては!」てな異常な状態になっている(思い返してみると)。・・・そのスイッチがなんなのか、その切迫した欲求がどこから来るのか、よく分からない・・・

 そういうレコに共通する成分、(ここ数年)自分が反応するモノっていったい何かなって考えてみると「若さ」みたいなモンって気がする。もちろんアーティストの老若に限らず、SSW、AOR、jazzVo、国産city pop、歌謡曲、NW〜etcと様式も様々なんですが・・・。

 だいたい、レコードの中の『若さ』って言ってもよく分からんけど・・・、音にみなぎる「若さ」とか「キラメキ」とか(笑)?。音楽と向き合う「若さ」なのかも知れないし、「純粋さ?」「瑞々しさ?」「甘酸っぱさ?」「嬉し恥ずかし?」「向こう見ず?」「無反省?」・・・。なんか分からんが、ともかくここ数年、ある種の成分を含むレコードと出会った時、何か過剰反応してる自分をたびたび発見する。

 それってひょっとして、レコードを買う事で「若さ」を買おうとしてるのかな(笑)? 自分は、若い時は「若さ」ってのがいったいなんなのか、分からなかったんだろうな。今でも分ってないけどさ。 歳をとって、ふと、手が届かなくなったソレに気付いて必死になってるような気がする(笑)。
 お金で買えないのが「若さ」なのに、稀な「若」レコードを苦労して探したり、高い金を支払って自分のモノにする事で、レコードの中の「若さ」が手に入ると、何か錯角してるんじゃないだろうか?

 なんか無闇にロマンチック&気持ち悪いコトを書いてしまった・・・(笑)。今でも十分、若い&青い? 今はこんなコト言ってるけど、50才60才とかになったら、30才なんて歳でレコードの中の「若さ」を追っかけるなんて、なんて無駄な時間を過ごしてたんだろう・・・なんて、どーせまた後悔するんだろうなァ(笑)