こんばんわ、伊藤政則です。

takaoxida2007-08-31

 今週も、週末という名の岸辺に漂着。

 今回の岸辺も、どうやらうすら寂しいところみたいだぜ。食べれそうな果物や、人の心を和ませる形の草木が見当たらないんだぜ。
 チャリの空気がぬけ気味だったので、郁子の呪いが復活しないように、中年が用心深く運転するチャリが、闇を切り裂いて●●区を北上。誰がそんな中年の心をおもんばかろー? もー、しゅがーべーぶの「だうんたうん」みたいな週末は、中年のところにはやって来ないような気さえするぜい。そうやって諦めてみると、少し心が軽くなるぜい〜。

 帰宅すると、さる名人から農作業の依頼がまいこんだ。夜中にそれをやる。それから、ケイビー先生の胸キュン日記を読んで、いろいろもろもろ、気が付くと今日も夜のまん中に腰かけ、岸辺の先を見つめていた(駄アイスを食べながら)。

 それで、今夜の農作業にあるレーベルロゴが必要だったので、そのために引っぱり出して来たレコードに針を落としている。バリ参るっスの『スキャッとバード』('72)だ。

 今日会社で、ヘビメタ好きの契約社員、ワニー氏と話していた。
「高校の時『こんばんわ、伊藤せーそくデス』って、伊藤政則の物マネする友達がいたんですよ。マジメな顔で『こんばんわ、伊藤せーそくデス』って言うだけなんですよ。どこが物真似なんだっつーねw テレビ神奈川で毎週番組やってたんですよ」「ロックシテーですネ!」などと氏が非常に食い付いてくれてイイ気分だった。 
 それから、前の会社には、あるレコードの『妖精』というタイトルで異常に感激してたのが不可解でもあり、なんとなくその気持ちも分る気がする、プログレ好きの前田さんがいた。
 そんな、ロマンを追い求めて止まない(愛すべき)男達のコトを思い出すのだ。ドタバタとした苛烈なヂャズロック的演奏の向こうから聴こえてくる、このアルバムの男泣きメロディーに耳を傾けていると・・・。




 あのメガネ、あの生え際。マイクの横にはトロピカル☆ドリンク。そして、異様にかっちょイイ柄シャツ。まさに孤高と呼ぶに相応しい存在様式、それが政則style。なにが「男のロマンだ」と問うなら、独り中年が真夜中に『伊藤政則』を無心に画像検索する姿を想像するがいい。