ゆうぐれ




 よる。
 田んぼからチャリで帰還。夜風が寒い。しんみりした匂いがする。
 工事中の山手通りをぐんぐん行くと、あの巨大な換気塔(45mらしい)が、外灯と車のライトに照らされ、夜空に無気味に浮かび上がってくるわけだが、その中の一本がどうしても、わたくしの目には、大空に向かって猛々しく怒張する高さ45mあまりの陽物に見えて仕方がないのだ。
 おりしも中秋のなんちゃらとかで、やけに月が明るかったので(というのは後になって皆様方の日記で知ったコトで、現場では「明るくて(撮影に)邪魔な月だなー」などと思っていた。)、それらを写真におさめ、「月と陽物神」と題してふぁっきんmixi、あの月のフラッシュがうぜーんだよ、動作が不安定なんだよクソが、という怒りを一発込めてみようと思ったのだが、写真を妻に見てもらったところ。
 「これ何に見える?」
 「オベリスク?」
 「ち○こに見えませんか?」
 「バカじゃねえの?」
 という感じで、どうもわたくし以外の人にはそのように見えないのかもしれないなーと思い、この日の日記は没った次第です。

 つきましては皆様方には、別途ご用意いたしました「うつろいゆく秋の日の宵の空」でお楽しみいただきますよう、くれぐれもお願い申し上げる次第に御座りマス。



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