david crosby "if i could only remember my name" '71

 聴こうと思って、「どこにしまったっけ?」と探していたのが出てきたので、聴いています。すごい奥地にしまったかと思ったら、わりと手近なトコのレコ袋から出てきて力ぬけたー。
 先生のトコのチムたん、コリンたん話とか、だいみょうぢんとのアシッドなんちゃらの話とか、それから、昨夜届いたis山くんのmixCDとか。・・・そういう諸々も重なり、ますます聴き返したいワン☆と思ってたんだ。そんで、それを聴きながら、ワタス(みたいなモン)がSSWっぽいやつを聴きはじめた時の気分を、ちょっと書こうと思ったんだ。秋だし夜が長いかなーと思って。

 このデビクロ(と略してみます)のソロを手にとったのは、ワタスがちょうど社会人になった時期で、シンソンっぽいの(というかフォーキーでぼそぼそしたやつ)を聴いてみたいなーと漠然と思って、いろいろ買い始めた頃だった。回りにものしりな人も居なかったし、「キャロル王? ローラに居ろ? ジョンセバスちゃん? 肉奴隷区? JTって日本たばこ?」って感じだったので、ガイドブック片手に、いろいろ買って、「これはいいにゃ〜」とか、「これはよくわかんねえにゃ〜」とか、「うるせ」とか、部屋で独りでぶつくさ言っていたワケなんですよ。
 そのころ、気に入ってよく聴いてたのがマイケルジョンソンの初期のやつとか、フィービスノーとか、コリンちゃん(やんぐぶらっず)とか。あとジミースヒ〜リスとか、チムハー田とか、サイラスふァ〜や〜とか、あとフレッドに〜るとか。思い出したまま書いてるからキリがないけど、たまたま手に取って、気に入ったのがそんな感じのやつだったのです(よくあるガイド本影響のタイプだと思うけど)。ボソボソしてて、繊細な感じで音が綺麗で、ニイニイしてなくて、あんまりワイワイしてなくて(疎外感感じるから)、なんとなく、じゃじーだったりすると嬉しかったのです。部屋でモソっとしてるワタスの気分にぴったりだったのです。
 ボソボソしたのが聴きたいだとか、「なんか微妙だし、ジャンル分けすんのもめんどくせーから、とりあえずSSWコーナーに入れとくかっっ(レコ屋)」みたいな感じでSSWコーナーに入ってる面白そうなのが聴きたいだとか、そういう不純(?)な理由でシンソンっぽいのに興味を持ったので、SSWの教科書みたいなコトを書かれている文章にあたると、へえ☆スンマセンね☆とか、ワタスとアイツは関係ね〜☆と思ってしまうのです。

 そしてその頃、多分一番繰りかえし聴いてたのが、デビクロ氏のこのソロ作だったのです。とても、もしゃもしゃしています。淋しげだったり、複雑な感じがしたり、気持ちよかったり、綺麗だったり、どよーーーんとしたり、へろへろしてたり。いろいろします。
 当時。これのA3"tamalpais high"あたりから針を置いて、朝(出勤前)に半寝でボケ〜〜〜〜〜としてるコトが多かったです。B2、B3なんかも、朝、ぼけ〜〜〜〜〜〜〜とするには最高でした。なんだ、こういうのが聴きたかったんだーーと、ぼんやり自覚しながら、聴いていた記憶があります。
 そしてあれから、長いような短いような時間が経って、その間、いろいろジャンルを浮気しまくって、中年になっても、相変わらずポップスを聴いているワタスですが、今聴き返しても、これ好きだなぁと思いました。じゃあ、もっとこういうのが聴きたいか?って聞かれると、微妙かもしんないけど。
 似た感じでも、もっと軽妙で、瑞々しくて、細くて儚くて、キレがあって、なんだか、簡単そうに、サラっ☆とドキっ☆とさせてくれるようなヤツなら、すごく聴きたいな〜〜〜☆ それから、もっと短い時間で似た気分を味あわせてくれるような、凝縮されてる感じのも、いいなあ。最近いろいろ時間がないから。

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