はれのようなくもりのような。
 花曇とかそんなふうな日和。だいぶ暖かい。
 花粉のアレだろうか。眉間から鼻を中心に、顔全体がぼやぼやする。
 夜。万福。肉を食って帰投。
 いろいろ、あれこれ、思いにとらわれ、しみじみする。
 しみじみが、腹の底あたりにぐっとくる手ごたえ。みるみる心が静まりかえる。
 コーヒー。ひげそり。入浴。あったかい。
 それから、虫義魚師火暴死☆などなど。 

 47さんのやつを読む。
「まっすぐ行かない」とか、いよつべでバッハの話など。
 つい、さきのバロックうんちゃらの話と関連づけてしまいそうになる。
 まことに、危なっかしい中年ですぜ。
「歪んだ真珠」ついでに
 古典主義は直線的で、バロックだかマニエリスムだかは曲線的だとかなんとか云々。
 s澤がらみを思い出したりするも、
 多分あんま関係ない話。しみじみから逃げるように妄想。

 ユリレコ、二話更新。
 魅惑の新キャラクター「山羊を二匹飼っている小父さん」登場。
 などと書いてしまいたいほどに、ファンタジックしみじみ。
 それにしても、しみじみした気分にぴったりきてしまう。
 だいぶんぴったりきて、だいぶんしみじみしてしまう。

 それにしても、(ワタスは)しみじみしすぎなのだろうか。
 いつから、こんなにしみじみし続けているんだろうか。
 思えば、結構長い間しみじみし続けている。
 なんだか、ずっと低調なのだ。ずっと先が見えない。
 
 画像を押したとたん、山のふもとの夕暮れの田んぼ道が、巨大に展開された。 
 山羊が二匹。
 しみじみしたまま、逃げ場を失ってわだかまる、心の澱が、
 田んぼ道の電影に、少し流れ出した。
 もう、寝るだけだから、限界までぽんこつ
 
  
 夕暮れ時。探し物があって数件回る。
 たまに見る、あるお店の若旦那。
 いつも深刻そうな顔をしている。
 そして、深刻そうに、遠慮がちに、喋る。
 いつも、弱々しい咳をしている。そして、店内にレコードをかける。丁寧な感じに。
 レコードの音がとぎれると、間をうめるように、また咳をする。
 あのお店はささやかで、とてもこじんまりしている。
 たまに買う。いつも少し心配になる。
 というコトを、きゅうに思い出した。