ひきつづき熱病。
 のっぴきならないトコを耕して、早退。寝込む。
 
 パラヒン紙というのだらうか。すけすけシートにつつまれた、さわやかな春の贈り物が届く。
 熱病のもうろうとした意識の中、ありがたい気分になる。――なんまんだぶ――
(ありがたや。後生たいせつにいたします。)
 シカムニー先生の日記を読むとき、
 ワタスは、ワタスの中のヤーデイさんと対話する。
 そうして、油断していると、本当のヤーデイさんがやってきて、米を残していったりするから、
 思はず、ひゃっとする。
 ちかごろ、ちょっとヤーデイさんの米の雰囲気が変わった。と思った。
 ますます目がはなせないし、米するときはデリケートにいきたい。
  
 イヤダざんの更新。すばらしすぎる。
 今まで、いろんなブログの持ち物自慢を見てきたが、ついに未曾有の一発がやってきた。
 メジャー系しおりでも、松岡修三のをチョイスしたりと、
 これまでも、ひとかたならぬコダワリを披露されてきた氏であるが、
 自主系しおりまでアレされていたとは。
 初めて目にして、ムムーとうなってしまった。
 造作のワイルドさ、使い勝手を度外視した無用なデカさに、すでに、ただならぬ気配がただよう。
(はたして制作者は本を読む人なのだろうか? すばらしい。)
 田中麗奈の足に『ブーツ』というセンスも、自主系ならではであるが、
(読みかけの本を開いてこれが飛び出すと思うと、ひゃっとする。
 ユーザーをあらゆる没入(物語や文章空間)から日常へ引き戻すだろう。)
 『本だし』にいたっては、「くだらない」のその先に底知れぬ叡智すら感じさせる。
(いまいちど「読書」(という人の営み)とはなんであるか? ユーザーに再考と猛省を促すだろう。何度でも。)
 ストーリーのないコレクションはアレ。なんて紋切型があるが、すくなくとも自主系しおり収集においては無用である。ていうか物語ありすぎだろ☆
 
 しかし、まったく、イヤダさんはどんだけイヤダさんなのだろう。
 イヤダさんはつねに、私の想像を越えてイヤダさんなのである。
 以上、病床に於イテ記ス。