川沿いの暮色




 夕暮れ時。
 西の方へ嫁さんと銀輪行
 侘びしげな川沿いをいく。
 不景気、不機嫌な気分が、よりどころを求めてさまようにまかす。
 いつだって、どこでなにをしていたって、「ムノーの人」の助川某が眺めていた景色に見える。陽が落ちたころ、里に出たので、中古屋を小時覗く。手だけ汚して出てくる。
 路地裏の民生食堂で食事。野郎丼という名前からして気圧してくる類いのアレなど。夫婦して食す。
 ふらふらになって帰投。途中、喫茶店によるなど。
 となりの席の男女顔突き合わせ神妙な面持ちの恋愛トークに気をとられ、ワケが分らないままコーヒー飲んで帰投。






 家族の元気を応援します。
 ありがとうございます。