加納真実とJacqueline Taieb

 

 なんつうか痛寒い。
 民生食堂でカレー的なものを食って出てきたら、傘を盗まれて大々的に雨に打たれるなど。
 
 先輩はもうこの日記読んでねえのか。。などと、ぼんやりもの思いにふける。
 いや、そもそもここは、完璧にしょうもないことしか書かれてないし、なるべく読んでくれだとか、そんな図々しいアレは毛頭ないんだけど、やはりアクセス解析とか見てて、ああなんかいつもつき合ってもらって悪いなあ、ありがたいなあ、などと思うわけですよ。。
 昨日、ミクソぃの方でも先輩が最後に「しばらくアレです」みたいな挨拶をちょっとしてて、みんな盛大にレスしてて、嗚呼やはり先輩は相当な人格者だなと。みんな「がんばれー」「祈生還」つんで、なんかもう旅立つ宇宙飛行士を送り出すかのような騒ぎで、今の世の中、ネットもケータイもとどかないところに行くのって、こういう感じがあるのかもなあ、などと思ったりもした。
 それにしても先輩は最後まで「Are You Happy!?と書かれた服を着て元気に歌う比企理恵」だとか「どんどんバラエティ」だとか「崖っぷちに立たされた状況でも敢えてマイケルジャクソンのムーンウォークの真似をして、前に進んでるつもりでも後ろに下がっていて、あれ、そいえば後ろ崖だった、うわー!っていう感じ」だとか「ここ数週間、超絶な勢いで鳥居みゆきのファンになっている」だとか、どうでもイイような意味の分らないコト*1を連発していて最高だった。
 とりーみゆきというとカノー先生のコトを思い出すワタスなんだが(最初に観たとき、トリーミユキ云々という話になったというだけ。嫁と)、カノー先生が出し物に入る前、「準備体操」と称してジャクリーヌ・タイエブのザふーのマイゼネレーション云々のアレを爆音で流しつつ会場を全力で走り抜けるヤツがあって、ぼんやりその時の情景を頭ん中で再生していた。
 まあ、フーと言われても、誰? フーだけに(爆 。などという勢いでアレなワタスであるからして、ああ、あのモノホンっぽい雰囲気をかもし出してやまないロック兄貴たちが「やっぱさァ、フーはさァ」などとよくご贔屓にされてる例のアレね、くらいのアレでしかないんだが、カノー先生と初遭遇した時に流れていたアレは、なんだか今考えるとちょっと印象的だったなあ。。つうか、、なんか変だよなあ。。などと、ぼさぼさと思い出される。
 初秋のある夕暮れ、北千住の路地裏に迷い込んでいくと小さな公園があって、お祭りか何かか、おそらくご近所の親子連れで賑わっていた。ワタスは「ちょっチ渋いじゃんすか」などと、公園の前のおうちにデヅカメを向けたりしていた。

 

 そうこうするうち、なんの前触れもなくやにわに何かが大音量で空に向かって鳴り響いた。最初、それは何か大きい音がしているな、という感じだった。北千住、路地裏、傾く秋の陽射し、遊び駆け回る子供達の歓声、それらと一緒くたになって突然鳴り響いた未分化な音塊が、やがてぼんやりと像を結び、なにかメロディーらしきものの輪郭が浮かびあがる、、それがザふーのマイゼネレーション、、じゃなくて、タイエブの例のアレだったというわけだ。何ごとかと人垣のすきまから覗き込むと、そこには、狙いを定めた観客独りづつに向かってブリッヂをし、さかさまの眼差しをおくるカノー先生がいた。




 ザふーがどうのとかタイエブがどうのとかはアレだけど、ファミレスで聴くなんちゃらがうんちゃらって書いてた先輩に、そういえば、このタイエブのコトを書いておけばよかったかなあ、などと思ったりしたんよ。先輩がトリー某のたまに見せるなんちゃらがイイって書いてたのと多分同じような意味あいで、北千住の路地裏やらぎろっぽん蛭ズのまん中とかで(ザふーじゃなくて)タイエブで全力疾走したりするカノー先生の垣間見せる女性らしさ、ちょっとした細やかさがイイんだよ多分。
 ところでヨーツベをいろいろ観てて、タイエブ師匠は近年も活動されとるみたいなんだけど、、いつかカノー先生といっしょにやったりしたら、なんかスゴそうと思った。

*1:もちろんイイ意味で