Rhythm Cafe/st '84

　好きで好きで、好き過ぎて、飽きるのが怖くてあんまり聴けないってレコードって、無いですか？　「なバカな！」とお思いでしょうが、僕にとってはこのリズムカフェって人たちのレコードもソレにあたります。「聴きすぎて飽きる」というか、繰り返し聴いてくコトで、初めて聴いた時の感激や、みずみずしい感触が薄れていって、「リズムカフェ？　あァ、まあまあいいねェ〜」てな感じに無感動になっちゃう自分が怖いというか・・・なんだかロマンチックなコト書いてますな（笑）
　だから、これをしょっちゅう、なんとなくでターンテーブルに載せるというコトはありません（笑）、もうホントに聴きたくて聴きたくてしょーがない、聴かないとやってらんない、どうにも他のレコードじゃ換えがきかねえ〜、という気分の時にだけ、そっと針を置く事にしておりますですよ（笑）。
　肝腎の内容なんですが、アコースティックな音が綺麗な80sのSSWです。もともとレコード屋さんに勧められた時は、AORと紹介されたのですね、確かに演奏の安定感とか、洒落たムードがみなぎってる（ムードに流されてる？）トコはそういうふうにもとらえられますね。でも時にネオアコっぽかったり、そのスジの方（笑）に聞いたところではコンテンポラリーなハワイもん好きにも人気があるとか・・・。とにかくすばらしい曲、唄、演奏、すべてが最高にみずみずしく、清冽で、透明なんですよね。
　特にサンシャイン・レディという曲は個人的に命の名曲なんです。ジャケも素敵ですね、ただリズムカフェって名前はあまりにも出来過ぎのようでちょっと気恥ずかしいぜ！