Don Glaser /st '80

takaoxida2005-08-28

 好きなJazzVo盤は?と問われたらまず思いつくこの盤。唄うピアノ弾きドンちゃん。バックはベースにレイ・ブラウン、ドラムスにシェリー・マンとかなりびっくり! その他サックス&フルートにビル・パーキンス、パーカスにパウリーニョ・ダ・コスタなど参加。ドンが自作の曲をカラフルに跳ねるピアノと、粋で若くてソフトな声で唱いまくるのですが、本当に全てがしなやか! とても躍動的で粋で爽やかでポップ!! ピアノトリオ?地味かな?なんて全然感じさせないすんばらしい内容なのです。曲がそれぞれコンパクトにまとまっているのも(全10曲)、個人的に好きです。気のきいた小気味良い短編集を、部屋で好きな姿勢で読んでるかのようなリラックス感、気持ちの充実感がありますな〜。
 いつ聴いても「ああ〜、いいわ〜」と感激しちゃいますが、やはり「コンパクトでポップで良い」という感じかたって、「ジャズ」を「良いジャズ」として感じてるんじゃなくて、「ジャズ」を「ジャジーで良いポップス」と感じてるのかな?? こういうの聴いて「ジャズっていいわ!」とか思うのは・・・なんか間違ってる?? とか反省しちゃったりもします。